NSCLCの治療の有効性
ITT集団全体のOS(ITT集団)[主要評価項目]
OS中央値は、オプチューンルア+SOC併用群では13.2ヵ月[95%信頼区間(CI):10.3~15.5]、SOC単独群では9.9ヵ月(95%CI:8.2~12.2)でした。
最終解析において主要評価項目を達成しました。
[ハザード比(HR):0.76(95%CI:0.58~0.99)、 p=0.041(Log-rank検定、事前に規定した閾値:0.0462)] 。

ICI使用群のOS(ITT集団)[副次的評価項目]
OS中央値は、オプチューンルア+ICI併用群では19.0ヵ月(95%CI:10.6~28.2)、ICI単独群では10.8ヵ月(95%CI:8.3~17.6)でした。
オプチューンルア+ICI併用群はICI単独群に比べてOSを統計学的有意に延長しました。
[HR:0.63(95%CI:0.42~ 0.95)、p=0.024(Log-rank検定)] 。

ドセタキセル使用群のOS(ITT集団)[副次的評価項目]
OS中央値は、オプチューンルア+ドセタキセル併用群では11.1ヵ月(95%CI:8.2~13.9)、ドセタキセル単独群では8.9ヵ月(95%CI:6.5~11.3)でした。
オプチューンルア+ドセタキセル併用群とドセタキセル単独群でOSに統計学的有意差は認められませんでした。
[HR:0.88(95%CI:0.61~1.26)、p=0.469(Log-rank検定)] 。

ITT集団全体のQOL(EORTC QLQ C-30質問票)
(ITT集団)[その他の副次的評価項目]
全般的健康/QOLスコアのベースラインからの変化の平均は、両群とも試験期間をとおして10ポイント未満でした。

【使用目的又は効果】
本品は、切除不能な進行・再発の非小細胞肺癌と診断された成人患者で、白金系抗悪性腫瘍剤を含む化学療法で増悪後に、PD-1/PD-L1阻害剤との併用治
療に適用される。